2トントラックはどんなトラック？

2023 9/07

2023年9月7日 2023年9月7日

サイトリニューアル前の記事です。

２トン車の簡単な解説

2トン車とは、2トンの荷物を積める小型トラックです。ちなみに軽トラは小型トラックよりずっと小さいです。

小型トラックは、販売されている車種でいうと

三菱ふそうの「キャンター」
いすゞ自動車の「エルフ」
日野自動車の「デュトロ」

などがあります。

また2トン車の中には大きく分けて

2トンショート
2トンロング
2トンワイドロング

があります。

また、一般的にただ「2トン車」というときは、2トンロング指す場合が多いかと思いますが、誤解が生じやすいので、引っ越しを依頼するときなどは、よく確認しましょう。また、「３トン車」というときは、２トンワイドロングを指す場合が多いですが、こちらもよく確認してください。

なお、積める荷物の重さだけで考えてしまうと、中型トラックである４トン車は、実は2トンくらいしか積めないトラックが多いのですが、中型トラックなので車両のサイズは一回り大きくなります。また、エンジンやシャーシの作り自体が２トン車とは全然違います。それらを2トン車と言うのは不自然ですが、ネットだと混同して書かれていることがあります。

ですから、積める重量の他に、小型トラックであるという点や、実際に販売されている車種も合わせて考える必要が出てきます。

2トン車とは！？　さらに詳しく解説

ここからは2トン車とは何かを、さらに詳しく説明します。

２トン車は、簡単に言えば２トン積めるトラックです。誰でも分かることなのに、なぜ詳しく説明する必要があるのか？

それは、２トン車は

車両法上では、「普通自動車」
道路交通法上では、「普通自動車」または「準中型自動車」または「中型自動車」
運転免許上では、昔は「普通免許」を取れば乗れたのに、今は免許を取るときに「準中型自動車」以上が必要
だけど、「準中型自動車」免許をとっても、乗れない２トン車がある
高速道路の料金区分では、「普通車」だったり、「中型車」だったりする

と、制度によってかなり入り組んでいるので、明確に分けるのが難しいからです。

さらに、一言で２トン車といっても２トン車を購入するときには、様々にカスタマイズできるため、世の中には多種多様な２トン車であふれています。２トン車を買う時に選べる項目を、少し紹介します。

標準幅か、ワイド幅か
長さはショートかロングか超ロングか、はたまた超超ロングなんてのも
箱をつけるか、付けないで平ボディーにするか
箱を付けたときウイング仕様（横開き）にするか
積載できる重量を増減させるか。50kg減らして「最大積載量1950kg」や2000kg増やして「最大積載量4000kg」など
パワーゲートをつけるか
ユニックをつけるか
保冷機能や冷蔵冷凍機能をつけるか
セキュリティー仕様のドアをつけるか

さて、こうしてカスタマイズした結果、４トン積める２トン車や２トンちょっとしか積めない４トン車がうまれます。そうなるともう何が２トン車で何が４トン車だかよく分からなくなってきます。

一般的に通称で「２トン車」「４トン車」などと使っていますが、多種多様なトラックをトン数だけで区分すると、詳しく知りたくなった時や、引っ越しや配送を手配する時に、何がなんだか分からなくなってきます。

でも、大丈夫です！

ここで最初に戻って、実際に販売されている車種をベースに考えましょう。

２トン車の実際に販売されている車種をベースに考える

2トン車とは何かを説明するにあたっては、2トン車以外のトラックについても理解する必要があるかと思います。トラックは大きく分類すると小型トラック・中型トラック・大型トラックと、車の車格で分類されます。その車格ごとに、各トラックメーカーは仕様や名称を変えて車両を作っています。車格が違えば、エンジンやシャーシ（車の骨格部分）が変わってきます。

この中で、大枠を理解するために、とても大雑把に言えば