ラストワンマイル輸送-モーダルシフトについて
ラストワンマイルとは、
ラストワンマイルは直訳すると「最後の1マイル」です。
1マイルは距離の単位で、約1.6kmのことです。
ラストワンマイルは、もともとは通信業界の用語
もともとはアメリカで、電話やインターネットなどの回線を引く際に通信業界で使われていた用語で、
通信網を引くときの基地局間である「幹線」に対する、最寄りの基地局から利用者までを結ぶ「支線」。
この「支線」が、平均して約1マイルであったことから、ラストワンマイルと呼び、重要視されてきました。
なぜラストワンマイルが重要なのか
このラストワンマイルは、回線の引き込みにコストが掛かる一方で顧客が直にサービスと触れ合う部分であり、
その品質や使い勝手の良し悪しが、そのまま利用者からの評価につながることになります。
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物流業界でも、やはり重要なラストワンマイル
物流コストの観点
物流拠点間の幹線輸送コストに関しては、ITを活用して荷物の混載やルートの最適化などをおこない、場合によってはモーダルシフトをすることで比較的容易にコストの削減が図れるかと考えられます。
一方ラストワンマイル輸送は、比較的効率化が難しく宅配の例では再配達のコストが社会問題化され、コスト削減のためには宅配ボックスの設置や宅配ロボットの活用など抜本的な解決策が必要不可欠とされています。
※当社は、BtoBの運送を主に請け負っております。
物流品質の観点
例えば、宅配便の荷物は、物流拠点間の幹線輸送に、トラックが使われているのか電車が使われているのか、
それを意識する人は、ほとんどいません。
しかし、家に届けに来る配送業者がどこの業者でいつもの人が届けに来てくれるのかどうかなどは、割と重視される方が多いと思います。
配送サービスの品質の良し悪しで、商品の印象まで変わってしまうと言われています。
コストが掛かる支線輸送である一方で、品質を疎かにできない。
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全国から都内近郊納品のモーダルシフトは、
隅田川駅から1kmのシゲタEXをご活用ください。
(隅田川駅の様子 2019年7月 撮影)
軽貨物から2トン車で納品先への ラストワンマイルを担います。
モーダルシフトとは、トラック等の自動車で行われている貨物輸送を環境負荷の小さい鉄道や船舶の利用へと転換することをいいます。
現在では、環境負荷の低減は多くの企業で社会的責任(CSR)と位置付けて、商品の生産から廃棄にいたる全ての場面で取り組まれていますが、その中で輸送(物流)における環境負荷の低減にはモーダルシフトや輸配送の共同化、輸送網の集約等の物流効率化が有効です。その中でも、特にモーダルシフトは環境負荷の低減効果が大きい取り組みです。
(国土交通省のサイトから引用)
当社では、全国の企業様から大型トラックの路線便で都内の各物流センターに入ってきた荷物を
当社の軽貨物や2トン車でお引取りし現場納品(ラストワンマイル輸送)をすることが多々あります。
<参考>クロスドッキング>都内狭小地への一括納品-当サイト別記事
今後、モーダルシフトが進み長距離輸送が鉄道や海運にシフトしていった際には、この経験と、
隅田川駅から1km、若洲・新木場・青海・大井ふ頭・羽田空港などへのアクセスの良さを活かして、
東京都内 納品のラストワンマイルを担っていきたいと考えます。
都内で小回りの効く軽貨物から2トントラックを自社便で配車できることを武器として、
物流の効率化の促進にお役に立てればと思います。